特徴等 |
小樽市街地の北部に位置する旧手宮駅は、明治13年(1880)に開通した幌内鉄道の起点であり、石狩・空知地方からの石炭の積出や、開拓に必要な生活物資などの輸送、道内の産物輸送にかかわる海陸交通の接点として発展した。機関車庫をはじめ、蒸気機関時代の鉄道駅を構成する6件の建造物が重要文化財に指定され、手宮駅の発達さらには北海道開拓の基盤整備の過程を今に伝えている。 貯水槽は、主に蒸気機関車に給水する水を貯えた施設で、明治末期から大正初期頃に設置されたものと考えられている。転車台の西方70〜95mの位置にある給水器へ地中に管を敷設して送水していた。長さ4.4m、ほぼ正方形のレンガ積み構造物の上部に貯水槽を載せている。 参考資料:文化庁HP/小樽市HP |
番号・名称 | 年 代 | 構造等 | |
27 旧手宮鉄道施設 貯水槽 |
大正5年 (1916)以前 |
煉瓦造及びコンクリート造、鋼製水槽付、面積19.18㎡ |
北海道の重要文化財建造物 2017-11-15 現在 |